こういち工作記

忘れる工作者の備忘録

Bタンク127 再クランク18

 台座にワークを止めて外形を削りだす治具を作ります。2.5間隔でM1.4ネジを切ります。この治具は何度も使うことになるので、穴間隔は正確に2.5mmにする必要があります。

 穴間隔の治具を作りました。t0.8の真鍮板端材に2.5mm間隔でφ1の孔をあけました。これが何度やっても2.6mmなどになり、合いません。 

 XYテーブルなので簡単なはずなのですが、プロクソンのテーブルはバックラッシュが大きく正確な位置が出しにくいのです。先輩のブログを見ていて学びました。テーブルを一方通行で動かせばよいのです。

 この場合、手前に回して位置を合わせて一回目の孔を開け、そこで目盛を0にして、手前に2回転半回します。ここで逆方向に回すとバックラッシュが出ます。2回目の孔を開けます。

 同径の孔間隔の測り方は「蒸気を作ろう」によると、二つの孔にそれぞれ同径のキリを立てて、キリの外側と内側を測って、足して2で割ればよいのです。

 できました。この調子でやればもっとぴったりになるでしょう。

 風邪を引き、ちょっと早寝してました。やっと治りました。先日は同人の会に参加させて頂きました。おかげさまで大変多く学びを得られてました。とても幸せな会でした。ご準備頂きました方々に、心から感謝申し上げます。

 このクランクはよくある蒸機に関しては実在しにくい部品です。多くの動輪はクランクが輪芯と一緒に鋳込まれています。アウトサイドフレームの場合などにウエイトと共に作られているのは知っていますが、別になっている例は見たことがありません。模型ならではのパーツ作りなのだと思うと、なんだか不思議です。そんな話をしてきました。

 クランク外形削りについてご助言を頂いていて、順次試したいと思います。

 このブログは私の備忘録ですが、どうぞご助言などございましたら、コメント頂ければ幸いです。