こういち工作記

忘れる工作者の備忘録

Bタンク113 再クランク5

 早速クランク外形を作ります。φ1のエンドミルを使います。シャンク径はφ4なのでスリーブを使ってφ6のコレットチャックにくわえます。しっかり把持できました。

 ほんの少し治具の面を削りながらワークにエンドミルを近づけます。少し削ったら送りを止めて、ワークを回転させて削ります。クランクピン孔の手前まできたら、反対側を削ります。

 また少し送って、ワーク回転、を繰り返し、少しずつ止めネジの頭に近くなります。エンドミルが頭の脇にきたら外形削りは完了です。

 できました。平ねじで止めていたのに比べて、止めネジは頭が大きくて、クランク外形がわかりやすく、容易でした。きれいなドーナツ形に削れました。

 クランクピン孔側の止めネジも作ります。端材のφ3真鍮棒を使います。まず全長5mm程度をクランク外形の1.9まで削ります。

 その後先から2mm程をφ1.4まで削り、ダイスでネジを切りました。このダイスはφ10mmほどの小さなもので、自作のホルダーも模型みたいです。

 ネジの根本から0.6mmほどがワークの回転軸になります。カッター突っ切りでそこだけネジを削りました。画像左側ワークの2段目の境で突っ切って切り離しました。2度目は驚くほど手軽で、5分ほどでできてしまいました。手慣れるとはこういうことなのかもしれません。