こういち工作記

忘れる工作者の備忘録

Bタンク213 クランクアップへあと2つ

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 φ0.6のエンドミルを使っています。細いのですこーしずつ削っています。

 エンドミルを上に上げてから、テーブルを横に動かして治具をつけ外しします。この手順を誤ると逆に進めてワークを傷つけたり、エンドミルを折ったりします。

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 エンドミルが細いので、こんなふうにバリが残ったりします。ここはヤスリで仕上げました。

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 長いクランクの工作もあと少しです。

 

Bタンク212 スリーブ完成

 センタードリルで揉みつけます。キリを2mm、3.5mm、6mm、と段々太くしてφ6の穴を開けました。深さは2mm位です。外径を少し削りました。

 突っ切りで切り落とします。t2ほどのリングができました。これが鍔になります。8mmくらいの太いキリでバリを取りました。

 本体にするりとはまります。

 極細ハンダを巻きつけて、フラックスを塗ります。下になる端面にも塗っておきました。

 ハンダのない上の方をバーナーで熱します。しばらくしてハンダが溶けます。銀色にキラリと光った輪ができたら火を止めます。

 フライスのコレットにはめて回し、鍔の裏に出たハンダをキサゲで削り落としました。

 端面もヤスリをかけて、形ができました。でも、これではコレットに把持してもエンドミルは把持できません。スリットを入れて締められるようにします。

 一箇所だけ縦に切り込みを入れます。♯1の糸鋸刃を使いました。なかなか厚みがあり、刃も鈍っていて、15分くらいかけて切りました。

 できました。

 φ3のシャンクのエンドミルが、φ6のコレットにスリーブを介して把持できました。

 早速クランクへ。やっぱり半径が細い分細かに切れていく感じです。送りを少しにして、折らないように気をつけます。

 

 

 

 

Bタンク211 スリーブ3

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 パイプができました。外径6内径3です。

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 鍔はφ10から作ります。幸運にもML210のコレットチャックの最大把持径がφ10でした。三つ爪チャックに交換しなくてよいので、楽です。

 ここで時間になりました。

Bタンク210 スリーブ2

φ3シャンクのエンドミルを、φ6のコレットチャックに把持するために、スリーブを作ります。

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 φ6、φ5、φ4のパイプを重ねて、内径3外径6のパイプにします。まず、φ5とφ6のパイプをハンダづけします。φ5のパイプの外側にハンダめっきをしてφ6に差し込んで熱します。

 私のハンダめっきはついハンダが多くなりがちで、パイプでは外径が変わってはめ込めなくなることもあります。適量で、かつムラなくハンダをパイプ全体に回すにはどうしたら良いでしょう。一計を案じました。

 パイプに極細ハンダを巻きつけて、フラックスを塗ります。

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 手前のハンダのない部分をバーナーで熱します。ハンダが手前から先へ順番に溶けていきます。先まで溶けたら、パイプをピンセットで抑えながら、乾いた 布で拭きます。写真のパイプの先のように、きれいに銀色になりました。

 手前のムラのあるところは、後追いで極細ハンダを巻きつけ、溶かしたところです。再度パイプを温めて拭き取ります。少し長めにワークを取り、ハンダのない手前を熱しました。

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 きれいにできました。むしろハンダが少なく感じます。

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 ハンダめっきしたパイプにフラックスを塗り、φ6パイプに差しこみます。バーナーで熱すると、しばらくして頭の方のパイプの境目に溶けたハンダが光ります。そこで火を止めます。

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 これでも少しハンダが多かったようで、今回先のほうの内径がはみ出したハンダで狭まりました。φ4の棒ヤスリで内径を整えました。このヤスリはチェーンソーの目立て用です。径はφ4で丸ヤスリのように円錐ではなく、先から手前までφ4で一定です。

φ4のパイプに取り掛かったところで、時間になりました。

 

 

Bタンク209 スリーブ作り

 内径3外径4、内径4外径5、内径5外径6、の3つのパイプを重ねて内径3外径6のパイプをつくります。

 旋盤でφ6の真鍮棒にφ3の孔を20mm開けて作るのとどちらが良いでしょうか。パイプの方が芯が出るかな?と単純に考えました。

 適当な長さに切って、卓上ボール盤にくわえて周りを♯100の耐水ペーパーで磨きました。

 思いがけずエミニの卓上ボール盤ヤフオクで落札できました。とても静かだと先輩のブログで伺っていましたが、サカイのボール盤と比べても静かでした。見たことのないチャックが着いていて、刻銘を調べたらユキワのキーレスチャックでした。手で締められるチャックという高級品で、とっても便利でした。回転速度はサカイの6段階に比べ2段階です。マンションで夜間早朝の工作が多い私にはこれは良い買い物でした。