こういち工作記

忘れる工作者の備忘録

Bタンク200 再クランク90

 中心から2.5mmの位置に止め穴を開けます。φ1です。

 反対側も同様にしました。こちらもφ1で開けて、φ2のキリで拡げました。

 エンドミルで周囲を掘ります。

 

 2mmの穴に2mmのタップは切れません。穴を開けてから気づきました。外径2内径1.5のパイプを差し込んで、極細ハンダで止めました。

 そそっかしいことに、M2のネジでφ1.9の軸孔を留められる訳はありませんね。M1.4の段つきネジが良いかもしれません。

 先輩から頂いたM1.4のスリーブをハンダ付けして、段つきネジで止めようと思います。

Bタンク199 再クランク89

 土台が短いと、バイスアゴから土台を出すために羊羹が要ります。土台から作り直すのも面倒なのでこのまま作ります。

 バイスをロータリーテーブルに替えます。

 三つ爪チャックを旋盤から外します。

 ロータリーテーブルに移植します。そこで家族に呼ばれて終了。

 

 

Bタンク198 再クランク88

 棒で保持してワークを回転させる方法では、エンドミルの力に負けてワークが回ってしまいます。

 「ミニ旋盤を使いこなす本」には、ワークも面板に固定して、ロータリーテーブルで回転させるように書かれています。

 治具の土台にワークの一方の孔をねじ止めして、ロータリーテーブルで治具ごと回転させたらどうでしょう?

 最初に取り組んだときの方法に近いですが、ワークの中心をネジではなくピンにしたことで、エンドミルの回転でネジが緩むのを回避できます。

 ワークの水平保持のために、ワークの下に支えが必要です。図にはセンターピンのワーク下支えがないですが、ここも段差を設けて水平を維持しつつはみ出した外径を削るようにします。

 そんなことを考えながら、出発時刻になりました。

Bタンク197 再クランク87

 太い方の土台の裏側を削ります。裏にもφ1の穴を開けてありました。

 M1.4のねじを切り、小さい方の治具のネジを移しました。ロックタイトで止めました。

 こんなふうになりました。棒がもっと長ければバイスアゴからはみ出すので、羊羹は不要になりますね。

Bタンク196 再クランク86

 ワークが曲がってしまうのは溝が深かったので、溝を少し埋めればどうでしょう。

 φ0.3真鍮線を磨いて差しました。

 ハンダづけして、極細角ヤスリで削って、ワークがはまるようにしました。

 固くはまりました。

 あれれ、やっぱり曲がってしまいます。車軸側が丸いというのも曲がる要因ですね。

 今度は端を少し柔らかくして、ネジで締め込んでみます。バーナーで炙り、水で冷やして鈍します。少しペンチで狭めておきました。

 固く締め込んでみます。少し動きましたが削ます。動きを見込んで少しずつ切削しました。

 できました。割とよくできています。

 いい感じです。

 クランク側と車軸側の二つの土台ができましたが、径が違うので中心がずれます。太い方の裏表に二つを合わせて作れば、芯を合わせ直す手間が省けます。

 太い土台もバイスに把持するときは下に羊羹を挟まないとアゴから下がります。アゴより高い、長い棒材で作り直すのも一案ですね。と、ここで時間一杯でした。

 

 

 

 

 

 

Bタンク195 再クランク85

 クランク側の治具も改造します。表面を平らに均します。

 突っ切りが切れないので、グラインダーで削り、オイルストーンで磨きました。きれいに削れました。

 もともとのM1.4穴が深く開いていたので、4mmのネジをねじ込みました。ロックタイトで止めました。

 できました。あっ、三つ足はバイスに挟むのには邪魔でした。

 バーナーで炙って外します。

 クランク側は溝が深かったので、ワークが左右に踊ります。

 ワークの下に端材を挟めば良いかもしれません。というところで出勤時刻になりました。日曜日以外に休まない仕事になって20年、カレンダーは日付と残り日数を見るものになってます。

 

Bタンク194 再クランク84

 裏に出たネジを切り落としました。

 治具にはめてみます。こんな感じです。設計通りに作れました。

 上から見るとこんな感じ。

 棒がエンドミルの軸にあたるので、5mmくらいで切り落としました。棒の中心にセンタードリルで中心穴を揉みつけました。

 中心穴をガイドに、折れたセンタードリルでフライス盤の軸の中心を合わせます。Y軸をネジで固定します。

 エンドミルを左にして、①奥へ②右へ③手前への順で、先日の本の記事に合わせて回転させます。まずは軽く削る感じです.

 良さそうです。

 やりました。これでクランク側が削れればクランクができます。クランク側にももう一つ土台が必要です。