こういち工作記

忘れる工作者の備忘録

Bタンク33 ロッドピン再製

 t1.4の板にφ1.5の孔を開けます。外径1.5内径1のパイプをハンダ付けします。前回はこのまま片側の端面からタップを立てて、パイプごと回転したりして失敗しました。

 タップは長くなるほど重くなりますし、必要な長さだけ切ればよいのですから、長いままでは良いことはないのは当然でした。

 今回は下に伸びたパイプも治具に合わせて切り断面にヤスリをかけました。

 タップを立てます。少し切り進んだらタップ立て治具(写真の長方形のもの。垂直を保つのに使います。)を外して、切り込み量を見ました。それより先にタップが下に抜けると回転が軽くなって切り終えたことが分かりました。

 ロッドピンのネジをねじ込みます。頭を少し浮かせておきました。

 治具のネジから離れたところをバーナーで炙ります。ハンダが溶けてキラリと光ったら、バーナーを置きます。

 左手にやすりを持ち、右手にピンセットを持って、やすりの柄で治具を抑えて、ピンセットの先をネジ頭と治具の間に入れて、治具を支点にテコのようにネジを抜きます。すると、ネジにスリーブが付いて抜けます。

 スリーブと頭の間に、ロックタイトを折れた細い糸鋸刃で塗ります。スリーブをピンセットで抑えながら、ドライバーでネジを回してスリーブをねじ込んで固定します。

できました。

 ネジ部の長さが長いので、失敗したクランクのネジ穴にねじ込み、飛び出たネジを糸鋸で切ります。

 切り落としました。ネジをはずします。 

 できました。レールに乗せて指で押すと、きれいに回りながら軽く走ります。やりました。次はシリンダーを取り付けます。