こういち工作記

忘れる工作者の備忘録

Bタンク28 ロッドピン作り

 

 第一動輪のロッドピンが長く、クロスヘッドに当たりそうです。サイドロッドのザグリ孔にピンの頭を沈めたらよさそうです。あらら、ピンが斜めになってますね。

 元のロッドピンはφ1.4全長3mmです。頭がφ2でt1、スリーブの長さは1mm、ネジ部の長さはクランクの厚みに合わせて0.6mmです。

 サイドロッドはt0.7です。ザグリの深さは0.3なので、スリーブは0.4くらいです。新製するピンは頭がt0.3でφ2、スリーブは0.5mm、ネジの長さを0.6mmにしました。全長1.4mmで、元のネジの半分以下の長さです。

 エコーのφ1.4長さ2mmネジが素材です。スリーブは外径φ1.5内径φ1の真鍮パイプにM1.4のネジを切ってはめます。今回はザグリに嵌るように、頭が極薄のφ1.4長さ2mmネジを使いました。

 ハンドピースにチャックをつけて、ネジをはめ、頭をヤスリでφ2に削りました。極薄の頭はザグリに沈みました。写真下が素材です。

 t0.5の板にφ1.5の孔を開け、パイプをハンダづけします。少しはみ出しておいて、板表面に合わせて削り、端面をならしました。

 M1.4のネジを切ります。

板に合わせて糸鋸で切ります。

ネジをはめてみます。

 板をバイスに挟みます。ネジを少しゆるめて、ピンセットでつまみながら、板にコテを当てて抜きます。

 頭とスリーブの間にロックタイトを塗ります。スリーブをピンセットでつまみながら、ネジを回しました。

 サイドロッドにはめてみます。スリーブの厚み少しはみ出て、きつくならずに良いようです。

 クランクにはめて、飛び出たネジをヤスリで削り落とします。

 できました。手前が元のピンです。短くなりました。

 動輪にはめてみます。いい感じです。やはり少し斜めですね。クランクを直すかな。