これまで使っていた治具です。動輪を左右の木ねじにかけた輪ゴムで止めて、奥と手前の板で位相を合わせていました。輪ゴムが溶けて貼り付いてしまって、奥の直角板も外れています。
しっかりしたものを作ることにします。工作本『続蒸気を作ろう』に紹介されているものです。4枚の長方形の真鍮板を、間隔を開けて平行にねじ止めする構造で、中央に90度の切り欠きがあって、そこでクランクの位相を合わせるものです。簡単な図面を書きました。
幅43mm長さ10mm、t0.8の真鍮板を切ります。長い一辺を基準に短い辺の直角を出します。段付きアンビルに乗せて目立てヤスリで削ります。
スコヤに当てて光にかざし、漏れなくなったら完成です。直角の角に黒マジックで角に点をつけました。この板だけでは寸法が足りないので、別の板も用意しました。
スペーサーの真鍮棒は本ではφ6です。ジャンク箱から、φ6でφ3の孔をあけた端材がいくつかあり、それを使います。足らない分は手持ちのφ7棒を使います。
ネジ止め用ローレット棒は本のφ6はなく、φ8がありました。
板をつなぐネジ付き棒は本ではφ2でしたが、端材の孔に合わせてφ3にしました。幸いM3×0.5のタップとダイスがあります。
板にケガきました。中央の直角は三角定規で角度を出しました。
ケガきが終わりました。3枚分だけです。あと一枚は貼り合わせて切り出すつもりです。