こういち工作記

忘れる工作者の備忘録

Bタンク84 クランク外形へ

 治具を使って車軸側の外形を削るつもりが、治具のネジがM1.4で、φ2の軸孔ではずれてしまうことが判りました。

 治具を作ります。クランク軸側の外形に合わせて、φ3の真鍮棒を使います。φ1のセンタドリルで揉みつけます。

 ドリルで穴開けします。M2でピッチ0.4なので、下穴はφ1.6になります。近いキリを探します。

 1.53のキリがありました。これを使います。

 穴が写っていませんが、開いています。深さは5mmくらいです。左端を切り落とします。突っ切りはカッターです。

 切り落としたワークをバイスにくわえ、M2のタップを立てます。「穴」なので貫通しておらず、底があるので、タップの回転が硬くなったら戻します。真剣にやって写真を忘れました。

 先程切り落としたワークの残りを、コレットから引き出し、ネジ部を作ります。つい削りすぎてφ2のはずが1.5になってしまいました。突っ切りで落として、ワークを引き出し、また削ります。

 今度は慎重にやって、φ2になりました。

 そしてこのところ失敗続きの雄ネジ切りです。ダイスホルダーを使って旋盤手回しで切り込みました。テールストックはフリーを確認しています。

 食い込み始めは指で支えましたが、一旦キリコが出るとぐいぐい入ります。

 切れました。あっけなくできました。今回はネジ部を長く取りました。 

 長く取ったのは、4枚同時外形削りを企んでいたからです。クランク孔の先に余白があるので、そこをハンダで止めると動かずに良いかもしれません。4枚をバイスに咥えて保持するのですが、ズレたりしないほうがいいのです。

 朝ML210を使いましたので、御法度なのですが、割と静かでした。バーチカルアタッチメントを使ったフライスも、同じメーカーなので静かかもしれません。