やらかしました。ほんの少しエンドミルを進めたら車軸側の孔を破ってしまいました。これで一組ボツです。
気を取り直し、別の一組を取り出しました。ハンダを外して表裏を磨きます。
クランク側にM1.4タップを立てます。
ニッパで周囲を切り落とします。
治具にはめて、やり直し。
できました!
やらかしました。ほんの少しエンドミルを進めたら車軸側の孔を破ってしまいました。これで一組ボツです。
気を取り直し、別の一組を取り出しました。ハンダを外して表裏を磨きます。
クランク側にM1.4タップを立てます。
ニッパで周囲を切り落とします。
治具にはめて、やり直し。
できました!
つぎのロットの4枚です。クランク孔にM1.4のネジを切ります。
削り過ぎに注意しで削ります。φ2のエンドミルを使っています。φ1をまた折ってしまい、今はこれが最小径です。
まあまあ、いい形に削れます。あと3枚。
車軸側を削ります。
クランク側を削ります。うまくいきます。
そこでφ1のエンドミルを折りました。φ2のエンドミルに替えても削れます。
残念一個だけ車軸側の孔が切れてしまいました。まだワークはあります。もう1組挑戦します。
治具は完成しました。ワークをしっかり保持して外形削りができます。加熱も不要です。クランクピン孔と車軸孔の2カ所を、治具の裏表で切削できるのも便利です。
それなりに外形は削れます。くびれの部分は練習が必要です。
このワークを完成品にします。t6洋白板4枚の張り合わせです。車軸側φ2、クランク側φ1の穴あけをしてあります。
バーナーで炙りバラします。周囲の角をニッパで落とします。嬉しいことに先輩からの助言を頂きました。試したところ、この方が切削時に抵抗が少ないようです。
クランク側にM1.4のタップをたてます。ニッパで切る前にすべきでした。
治具にはめて削ります。まずは車軸側です。
治具を裏返してクランク側です。クランク孔間隔は2.5mmですが、多少ずれているのでネジ止めは少し緩めにします。それでも外れたりはしませんでした。
できました。治具ができれば、工程は驚くほど簡単でした。あと3つでまさにクランクアップ!
少しずつでも形になってきました。上が成功例で下が練習です。いろいろ考えた結果、以下のようにしました。
①土台となる真鍮棒の平面に、中心に軸孔、クランク孔に合ったピンを立てる。
②反対側の穴をM1.4でねじ止めする。
クランクピン孔側の治具から作ります。中央にφ2の真鍮棒を差しこみます。フラックスを塗り、極細ハンダを巻いてバーナーで炙りました。
ピン孔はM1.4ネジを切ってあるので、φ1程度に削ります。何度か削りながら差し込んで、スルスル入る太さにしました。
車軸側にワークをベースにφ2の穴を開けます。
外径2内径M1.4のスリーブをはめます。スリーブは先輩が動輪のクランクピンネジ穴を修正するために作られたパーツを利用しました。
このとき上に0.6mmくらい出して、ワークの軸孔に嵌るようにします。スリーブもハンダで止めました。
できました。これで回転せずに中央の孔の外形が削れます。
エンドミルはφ1です。ワークがしっかり抑えられます。エンドミルをワークの左手に下ろします。手前に回して戻し、奥に回して戻すようにすると、先述の本の切削方法に合います。
うまくいきました。
止めネジは頭が広い平ネジが良いです。そうでないとこのように抜けます。
車軸側も同様にしました。中央にφ2の真鍮棒を差しこみ、クランク穴をM1.4ネジで止めました。真鍮棒は切削時にセンター穴を開けたのでパイプのように見えます。
安定して外形が削れます。長かったですが、これで治具ができました。
改めて考えました。これだと軸側に合わせてクランク側(中心)も嵩上げしないと水平が保てません。水平を保つなら平面において、切削部を掘り下げれば良い訳です。
そこに考え至るまでに、中心穴用の嵩上げと中心ピンを旋削していました。
台座にはまる側にM1.4のネジを切っていて、ピンを折ってしまいました。ここまで作った後になって冒頭の考えに至った訳です。
台座中心のM1.4のネジも、実は棒にした方が良いのかもしれません。物事を単純にした方が、成功する可能性が高いような気がします。
軸穴の位置に、M1.4外径2のスリーブをハンダづけしました。これでは外径2の意味がありません。
M1.4の平ネジをはめて、熱しつつピンセットで持ち上げて、段差を作りました。これで軸穴がはまり、ネジ止めできます。