こういち工作記

忘れる工作者の備忘録

糸鋸のネジ

 その昔10代でエコーモデルで求めた糸鋸弓は、蝶ネジでした。蝶の羽がワークやバイスに当たるので、先輩に教わってキャップネジにしました。これは手回しが良くて、便利です。

 一方で、私は刃を頻繁に折ります。その度に六角レンチを使うのが下手で、よく刃やレンチを落としています。ネジをある程度まで回せれば、刃もレンチも落とさないでしょう。

 そこで最近先輩のブログにあった太いローレットネジをキャップネジに被せる手法を学び、試してみることにしました。

 モノタロウでローレットナットM6(黄銅)を購入しました。キャップネジの外径は8.4なので、旋盤でφ8の穴を掘ります。深さは4mmくらいでキャップネジが沈む程度にします。

 ML210のチャックでφ8は把持できません。切削油を沢山つけて、シャンクφ6のノスドリルで開けました。初めは高い音がでますが、そのうち静まり、素材が黄銅なのでスイスイ削れます。

 キャップネジも外径をφ8に削ります。バイトをグラインダー で研ぎ直しました。切削油をたくさん塗って少しずつ削りました。削りすぎると止まります。

 ぴったりはまりました。ロックタイトでとめました。

 押さえ金具には先輩のブログを参考にt0.2の真鍮板をハンダづけし、ネジの歪みを抑えました。

最後の一締めはレンチが必要になりますが、格段に刃の交換が楽になりました。

 新しい治具に止めネジをはめたら、あらら。ロックタイトが少なかったかな?